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2010年06月01日

●コンクリートの水セメント値(H邸基礎打設)

IMGP3396.JPG

今日はH邸基礎立ち上がりのコンクリートを打設。

今回は本当に天気に恵まれ、順調に進みました。

といっても
他の会社に比べたら、相当遅いんでしょうけど、きちんと養生するところは、養生して(何もせず置いておくべきところは置いておく)やると、かかるんですよね日数。

ホント早いですよね、みなさん。
うちの近所でもやっていたんですが、次の日の夕方には型枠が組み上がって、その次の日にはコンクリートを入れてましたから・・・


余算事はいいとしても写真を見てください。

ポンプのホースを持ってコンクリとーを入れる人
バイブレーターっを持ってそれをきちんと入れ込んでいく人
それをさらに圧密度を増すため、木槌を持ってたたく人

それぞれ役割をもってしっかりやってくれています。

その内容についてはこちらにも詳しく書いてありますので読んでない人は是非とも読んでください。
今度賢学会をするS邸の基礎ですよ。

で、仕上がりについてはこちら

驚くべきその差
思い出してください。

今回もイーイコンクリートができるはずです。(^_^)v

次にやるべきはきちんとした養生。
このことは次の記事でアップします。


今回は上記でやめようと思ったんですが、前の記事を読んで書き忘れたことを書きます。

それは、コンクリートの水セメント値

以前の記事で、生コンを入れやすくしようと思えば、水で薄める
ですがこれは絶対にやってはいけないこと、と書きました。

そう、そういうことなんですが
これって、コンクリートの強度と密接な関係があるからなんです。


難しく言うと切りがありませんので簡単に説明します。

建築用コンクリートでは水セメント比は50~65%のものが使用されます。
住宅金融公庫では水セメント比の最大値を、普通コンクリートの場合が65%、軽量コンクリートの場合で60%と定めています。

この水セメント比の値が高い(コンクリートに混ぜる水の量が多い)と流動性も高まり施工しやすくなる反面 、コンクリートの強度が落ちてしまいます。
逆に水セメント比の値が低いとコンクリートの強度は高くなります。

つまり、この比率が低いほど、強いコンクリートができる、という理屈なんです。

IMGP3403.JPG

ちなみに、今回打設した生コンの伝票です。
呼び強度 30  水セメント値 49%の文字が見えるはずです。


長くなりますが、もう一つ忘れてはならないのが、
水セメント値が大切なのは、コンクリートの中性化という問題もあると言うこと。

ますは押さえておかねばならないこと
家の基礎って、コンクリートだけでできているのでしょうか?

答えは、もちろんノーですよね。
ブログでも鉄筋を組んでいる写真度々アップしてますもんね。

いわゆるこれが『鉄筋コンクリート造』とか『RC造』とか言われるものなんですが
圧縮には強いが引っ張りに弱いというコンクリート弱点を克服した素晴らしいやり方なんですね。



ただ、この鉄筋、今は強いのですが、さびてきたら・・・・
と思う方もいらっしゃるはず。

でも、そこで活躍するのがやっぱりコンクリート。
なぜか?

それはコンクリートがアルカリ性だから。

鉄をさびさせるのは『酸』
それをアルカリで守っているのがコンクリート

だから、コンクリートのかぶり厚とか検査の時に言うんですね。


それで、さっきの中性化の問題。

コンクリートはアルカリ性の素材ですが、年月をかけて空気中の二酸化炭素などと結びつき炭酸カルシウムを生成し、その結果コンクリート表面(外側)からアルカリ性が徐々に失われていく現象が発生します。

コンクリートの中性化が進むと、鉄筋がサビやすくなります。
さらに悪いことに鉄筋はサビる膨張して内部からコンクリートを傷めてしまいます。
鉄筋とコンクリートの両方が傷んでしまうので、当然ながら鉄筋コンクリートの強度はかなり落ちてしまいます。

それを食い止めるための最も基本的な方法

それが、水セメント値を極力少なくする、ということなんです。

これをもっと本格的に知りたいかたは、こちらを見てください。



これも押さえておきたい基本的な知識ですね。

早いがいいわけではない。
安いがいいばかりでもない。

コメント

岡さん、土曜日も日曜日も遅くまで作業をされていたようですね。今日の現場は見れませんでしたが、ブログを通して、丁寧に作業をしている様子が目に浮かびます。

ありがとうございます。
ホント熱心なんですよ。
熱心すぎて曜日も、時間も忘れてしまうところは、いいところだったり、悪いところだったりするんですが・・・(苦笑)
でもホント、まじめないい職人さんたちに恵まれて、いい仕事ができてます。
感謝! 感謝!! ですね。

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