●コンクリート打設2
最近、ほんと天気わるいですねーー。
そんな天気のあいまをぬうようにS邸の立ち上がりコンクリートを打設しました。
そう、今回も流し込むのではなくって、“打設”したっていう仕事。
何が違うのでしょうか?
右の写真を見てください。
奥の人がポンプ車で生コンを型枠の中に入れている人。
そして
手前の岡さんが生コンの中につっこんでいるのが“バイブレーター”というもの。
何でバイブレーターをつっこんでいるかというと
生コンというのは、通常はドロドロの状態で、そのままではしっかり隙間まで入っていかない。
しっかり詰めようと思えば方法は2つ。
一つは生コンに水をもっと入れて、ドロドロからさらさらにして入れるとしっかり詰まる。
が!!!
これはいわゆる“しゃぶコン”という、コンクリートの強度を落とす絶対にやってはいけない行為
なので、これは問題外。
もう一つは
振動を与えることによって流動性をよくする
これがこのバイブレーターの役割なんですが、これは奥様がドロドロのものをミキサーにかけることに似てますね。
こうしてコンクリートを打設する、という行為はどこの会社でも当たり前にやっていること。
でも
打設するからにはこれで終わってはいけない。
で
それを行っているのが最初の写真。
動画ではないので分かりにくいのですが、木槌を持って型枠をたたいているんです。
それも、最初から最後までずーーーーーーと。
コン、コン、コン・・・・・
ずっと音が鳴り響いています。
すると何が起こるのか?
それが右の写真。
解りますか??
泡みたいなものが出て来てるでしょ。
これは、みたいなじゃなくて、れっきとした泡なんです。
現場ではこれを「生コンのげっぷ」と呼んでいますが、これが出なくちゃ話にならない。
これってどういうことかというと
バイブレーターを入れただけでは出きれなかった空気が出てきたもの。
空気が沢山入っているコンクリート = すかすかのコンクリート
あまり入っていないもの = しっかり詰まったコンクリート
「すかすか」という表現は言い過ぎの感はありますが
簡単にわかりやすく言うとこういう事なんです。
世の中、
「そこまでやらんでもえーんじゃねえん?」
というひとが沢山いますし、私も岡さんもそんな言葉をよく聞きますが
それってどうなんでしょうか?
皆さんはどう思います。
専門的な難しいことは解らなくても
しっかり詰まったコンクリートとそうでない(すかすか)のコンクリート
自分の家にしてもらうなら、どっちがいいですか?
文脈の関係から書かなかったのですが
続きは
この後生コンの水が引いた後、しっかりと上からコテ押さえをして完了。
これが、生コンを打設する、っていうこと。
そして
時期にもよりますが、このままの状態で型枠をはずさず置いておくのも大切なこと。
これは、極端な話ですが、お酒を熟成させるのと同じ行為。
こうして、いいコンクリートを造っていく。
これが大切。
今度はいつか、いいコンクリートをそうではないもの
見比べてもらいますね。