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2009年11月11日

●水養生

mizuyojyo-.JPG

M邸基礎、今の状態です。

この写真を見て
「えー志水さん、水をためっぱなしにして、えーの?」
と思われた方も、もしかしていらっしゃるかも。

でも、これで良いんです。
というか
今はこの方が良いんです。

それはなぜか?

コンクリートを打設するとき
“絶対に加水してはならない”これが大原則。

それは加水することによって、コンクリートの強度が大幅に落ちてしまうから。

それでもなお加水が現場で行われることがある、というのは
加水することにより、ワーカビリティ(作業性)がよくなるから。

つまり、ドロドロのものを練るよりさらさらのものを練った方が楽
そういうことなんです。

これは絶対にタブー!!!!!


それで、この後の話ですが
時々誤解されるのが「志水さんは、コンクリートに水はタブーだと言ったのに、水をまいている」
ということ。

その誤解もさりなん、なんです。

コンクリートに水はダメ、といっておいて
後で水をじゃぶじゃぶ」かけてみたり、雨が降ってもそのままにしておいたり
ホント矛盾しているように見えますよね。

でも
コンクリートってやつは、固めるまでは水はダメなんですが
いったん表面が固まると今度は水をかけた方が良いんです。



それはなぜか???

コンクリートは固まる過程に置いて多量の熱を出して固まるんです。
そして急速に固くなろうとするんです。

そうするとどうなるか?

内部と外部の収縮差によって割れてしまう。

せっかくのコンクリートが割れる
これってよくない、ことは誰もが思うこと。 そうですよね。

だから
急速に乾かないように“水養生”をしてあげる
そういうことなんです。


でもこの水養生
いつでも、というわけではありません。

そうですよね。
冬の水が凍るような時にこんなことをしてしまうと、今度は表面が凍ってしまい
せっかくのコンクリートの強度を落としてしまいますから。


春過ぎから、今くらいの時期、温度がある程度上昇するときには
花に水をあげるように、「コンクリート、強くなれ!、強くなれ!」と水をあげる。

こんなことも必要なことなんですよ。

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