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2009年09月07日

●家の値段

先日、ある職人さんから相談を受けた。

「あにきが家を建てるって言うんですけど。」

「そう!? どこで」

「それが・・・・
〇シンホームだって言うんですけど・・・
どう思います? 志水さん」

「うーん、その答えって
僕が答えなくても自分たちが一番知っとるんじゃあないん?」

[そうなんですよね・・・・・」

この話
読んでいて、訳がわかったような、わからないような話なんですけでど
分かりますか?

正直言って
一番に、弊社でないのは残念。 力不足か・・・

2番目に、なんでやっぱり大手なの・・・
てこと。

この〇
〇シンホーム
他のメーカーのように、大手って訳じゃあない。

でも、やっていることはそこらと同じ。


なにが同じかって?
そこが「職人さんたちが一番知っていること」
そして
一番問題になるところなんです。


それは
大手さんと、わたしたちのような地方の工務店と
『お金をかけるところ』が違うっていうところ。

家を建てるって、実にいろんなことにお金がかかります。
それを細かく分解して考えていくと、いろんなところがちがうのでしょうが
大きく考えていくと、「物にかけていく部分」と「人にかけていく部分」
に分かれます。

そう、システムキッチンや、トイレ、フローリング・・・・etc
数え切れないほどの点数のもので家は作られています。

対して、
案外知られていないのが人件費。

家は、すでに作られている商品を持ってきて、それを置いていけばできるものではありません。

それを取り付けるためには、人の手がかかるし、
そのほか
目に見えない部分で、ものすごい手間がかかっているんです。

その辺がやっぱり理解されていない。

それらの費用をすべて勘案していくと、
家の値段は、半分が物の代金、半分が人の代金
あくまで大雑把な話ですが、そうなっているんです。


そこで、話を戻すと
大手さんは「物」を大量に仕入れするから安くできる。
そこは確かで、認めざるを得ないところ。

でも問題は、
人も相当安く使っているということ。

それで家自体が安いのなら「参りました。」というしかない。

でも
家の代金も、さして変わらない、どころか帰って大手のほうが高い
これも事実。(目の前の坪単価に踊らされちゃあだめですよ。)

では搾り取ったその差額はどこへ???
(あえて搾り取ったという言い方をします。)

皆さんも見てるでしょ!
テレビの宣伝、きれいな新聞チラシ、豪華なパンフレット、きれいな展示場・・・・
言い出せばきりがないほど、そんなものにお金が行っている。
いわゆる、宣伝広告費、営業費。

対して、私たちはそんなものはほとんどかからない。

頂いたお金は、ほぼ100%依頼された家のために使う。


ほんと、よく聞くんです。
私のように現場で茶のみ話をしていると。

「〇×ハウスは安いんでーー! せーでも仕事がねーけん、行かにゃーしょーがねーけど
、仕事があったらすぐにでもやめちゃろうと思もーとんじゃ。」
こんな話。

景気が悪いときだから、仕方がない、と言ってしまえばそれまでですが
そんなんじゃあないでしょ。

やっぱり、いい仕事をしてもらおうと思えば
それなりの金額を出さないと。

それと
いい仕事っていうことから考えると
いい仕事ができる職人さんが、普段よりずーーーと低い賃金で働けます?

もしできるとしても、それは何回かの中の1回とか
少しだけ我慢して頂戴っていうときにかぎられる。

今は前述の通り、不景気だから、正直我慢してもらっている部分もあります。

不当に安い単価で、「これでやれんのだったら、他の人にさせる」
とお金で頬をはつるようなまねをするのが大手。

それを我慢して受けるか?


ここが問題。

というのは
ここで職人さんは、大きく二つに分かれてしまう。

一方はしょうがないので我慢してそのまま働く人。

もう一方は、その単価に合わせて働く人。

「単価がないんじゃけん、しょーげねーが!」といいながら
通常なら2ヶ月かかる仕事を1ヶ月ちょっとでしてしまう。

これって・・・・
普通の仕事でできることですか?????
いくら大手のやり方が、合理化されているとはいえ、ちょっと疑問???

でも、「わしらもまんま食わんといけんのじゃけん。」
という言葉の元、こんな事が行われているのも、また悲しい事実。

こうなると、「貧すれば鈍する」の言葉の通り
職人としての腕も疑わしいものになっていってしまう。

このことが冒頭言いたかったこと。

そう、どこがいい仕事をさせてくれるのか
気持ちよくいい仕事ができるのがどこなのか

職人さんは知っているんです。

そうですよね。

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