« 今は買い時??? | メイン | 長期優良住宅 のそれぞれ »

2009年07月26日

●200年住宅と長期優良住宅

先日お客様のところへご訪問。
色々な話をしていると、こんなご質問が

「志水さん、最近長期優良住宅ってこと、すごくよく聞くんですが、あれって200年住宅ですか?」

「違いますよ。長期優良住宅と200年住宅は、流れ的には同じものなんですが、ちょっと違うんです。
下世話な話になりますが、一番の違いは出る補助金。

長期優良住宅は100万円の補助金。これは“経済産業省”からでます。
いわゆる緊急経済対策の一環で、エコカーの補助金などと同じ種類のもの

それに対して200年住宅は、200万円の補助金。
これの出所は、国土交通省。
出所が全く違うんです。」

余計に解りづらくなったかも・・・

そこでもう一度整理します。
長期優良住宅を語るには、まずは200年住宅を知らねばなりません。

200年住宅とは

かの福田総理大臣、「あなたとは違うんです。」の人
からの肝いりで始められたもので

【作っては壊す】消費型の社会から【良い物を作って手入れをして長く大切に使う】
ストック型社会への転換が急務!

という考え方が根底にあるものです。

日本の家の平均的な寿命は30年。
それに対して、欧米では70年、80年という寿命。
長いものでは100年以上たっても、まだ一般的な住居として使っているものも数多くある。

つまり、日本のように作っては壊すを繰り返していては、環境にもちろん良くないし
何度も作り直すという行為は、結果的に莫大な費用負担にもつながる
だから
良いものをつくって、それをメンテナンスしながら長く使っていこう
こえからは国が先導して「長寿型の住宅を造っていかなければ」 こういった考え方。


そういった考え方の元の具体的なイメージとしてあげられたのが

・構造躯体(スケルトン)と内装・設備(インフィル)が分離され、スケルトンについては耐久性・耐震性、インフィルについては可変性が確保されていること。

・維持管理の容易性が確保されていること

・次世代に引き継ぐにふさわしい住宅の質(省エネルギー性能、バリアフリー性能)が確保されていること。

・計画的な維持管理(点検、補修、交換等)が行われること。

・周辺のまちなみとの調和が考慮されていること。      等

こんな事があげられています。


これらの項目全てについて詳しい説明をしていたら切りがないので
ざっくり言ってしまうと

大地震が来ても壊れにくい高い耐久性のある家を造り

内壁は、なるべく将来変えられるようにしておき

長い期間保たせるのだから、修繕もしやすくしておき

環境に配慮して、基準以上の省エネ住宅であること。

そして

維持管理については、記録を第3者機関にも委託して残しておき、どういう経歴の家か解るようにしておく。

もう一つ言えば
長い期間建っている住宅だから、はやりに左右されない、周辺の町並みになじむものが望ましい。

こんな感じですね。(多少私感が入っているか(汗))

もっと詳しく知りたい方は、こちらを是非一読あれ


こういったビジョンを書くことはできた。
問題はこれを現実のものに近づけるため、どうすればよいか???

それを行うため、国が行ったのが
先導的モデル事業の募集。

これは、国が出したビジョンに従って、もちろん超長期の使用に耐えうるだけの構造、仕様
をもち、建築業界をひっぱていけるような、先進的な考え方、内容をもつ案を広く募集したもの。

これも、こちらに詳しく書いてありますが
全て説明するとややこしくなりますので、得意の平たい言い回しをしますと

新築から改造、考え方のみ にいたるまで優秀なものを採択。
各年度別個で行い、向こう5年までやろうと言うもの。

これがいわゆる200年住宅、先導的モデル事業となるわけです。

解りました?????


この先導的モデル
広くプランを募った、となっていますが、
そこはやっぱり、設計部をもっている大手企業などが名を連ねる結果に。

こんな事を言ってはなんですが
私たちのような小さな会社は、日々の仕事で「それどころではない。」というのが本音で
こんな事は全国各地での声だったようです。


そして、長期優良住宅の出番となるわけですが
この事業、すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが
先導的モデルで出てきた主要な部分、
・長く保たせるための構造
・容易な維持管理
・省エネ性
などを取ってでた来た、いわばちょっとした簡易な普及版。

先導的モデルはそれとしても、実際に広く普及となると、一気にというわけには行かず
ここら辺あたりからはじめていこう、というのが本音ではないだろうか。

折しも、世の中リーマンショックからの大不況。

折しも噴出していた中小企業からの批判もあり、ばらまき型の緊急経済対策として出てきたのが
長期優良住宅に補助金を100万円出そうというもの。

最初の話に戻りますが
先導的モデルは、国土交通省が、長期型の住宅の周知並びに普及のために補助金を出すと言うこと

根本的にお金の出所、目的が違うものなんです。

この2つの事業
弊社ではどちらも対応できます。
お問い合わせください。



こんな文章を書くときにいつも思うこと。

省庁の文章のように、長く書いていけば、言いたいことが結構言えるのでしょうが
それでは一般の方が解らない。

かといって
短く書きすぎては、いよいよもって解らない。

短く、わかりやすくご説明するって言うのは、ホント難しい
ってこと。

一生懸命書いたつもりですが、解らない方は、また質問してください。
書くよりも言葉の方が、ちょっとはわかりやすいかも・・・・・

コメントする

トラックバック