●営業をするということ
私のところへは商売柄、いろいろな方が来られます。
昨日来られたのはタカラスタンダードの営業の方。
外から帰ってきて、犬の散歩が終わった時に家のまでばったり。
そうなんです。
愛犬イチロー君の散歩も仕事の段取り(?)の一部としてしっかり組み込まれているんです。
ま、それはいいとして
「今日は来てよかった。社長、ほとんどおられないから。」
と営業の方。
でも熱心ですよね。
弊社、実は事務所と呼ばれる物が2つあるんです。
一つはもちろん建築をやるための事務所。
これは自宅を兼用して事務所として使っています。
もう一つは元製材所の事務所。
二宮の旧道沿いにあるぼろぼろの工場跡。
事務所も相当痛んでいます。
で
営業をしにくるほとんどの方が、元製材所の方へ来るわけです。
そりゃそうですよね。
家の方はすぐ近くにあるとはいえ、ちょっと路地を入った住宅街の中
方や元の方は旧道とはいえ、
国道沿いにある事務所。
私は、といえば
ほとんど現場に出かけているため、事務所にいるはずもなく
いわんや、元の方へはよっぽどのことがない限りいない、という状況。
ですから
営業をしに来た方々が「来ましたよ。」という証拠代わりの名刺が
入り口のカウンターの上にいつも置いてあります。
ま、家の方にきても、いないのはいないんですが・・・・・
それで、話を戻すと
タカラスタンダードのような大きな会社はどうしても人事異動があって
そのため、弊社の担当の営業の方も数年に一度はどうしても変わってしまうんです。
「熱心にこられますよねうちみたいに小さいとこへきても良いことないのに。」
と私。
そうなんです。以前までの営業の方は「名刺を置いて帰る」方ばっかりだったので
こんなに会いに来てくれなかったんです。
「いえいえ、社長、やっぱりあってお話しをしないと!」と営業の方。
お話しをしていると
「私のとこの商品は、社長のところのお客様には絶対にあう、と思ってるんです。
うちの商品はご存じのように、他社と比べて決してデザインで売っているような物ではないし、カタログにしたって他社と比べれたら絶対に見劣りします。
だからうちの商品は、いっぺん見に来てもらって感じてもらうしかないんです。
見に来てもらったら、他社とは違う、長くきれいに使ってもらえる、そんなことが分かってもらえるんです。」
私の文章の表現力ではなかなかお伝えしきれない部分がありますが
こんな風に力説されます。
嬉しいですよね。
お客様にあっているかどうかは、それぞれ個々においては分かりませんが
この人と話をしていると
確かに「タカラスタンダードの製品」を売りに来ているんですが
それだけでない。
この製品の根本に流れている“思想”みたいな物を売りに来ている
そんな感じがしてなりません。
だから、この人と話をしていると
「あーこの人はタカラの製品を愛して売っているんだろうな。」
と感じてしまいます。
タカラスタンダードの製品
すごく無骨で、洗練度においても他社に一歩も二歩もひけをとる製品。
でも
その“造り”とか“性能”においてはしっかりとこだわりをもち
「何でここまで?」と思わせるようなことをやったり
他社なら高い製品にしかしない仕様をベースの製品にも採用したり
とにかく、見かけじゃない、お客様に長く快適につかってもらう
それを一番大事に考えて、
というか
それのみを考えてつくっているような会社。
そんな会社だからこそ
この方も惚れ込んで営業をしているのでしょう。
私も
「家もかくありき。」と思っています。
目の前のきれいな住宅、かっこいい住宅
そんな家には、私たちも目を奪われることがあります。
でも
家ってそれだけじゃあない。
「大切なことは目にみえないんだ。」
星の王子様で語られている言葉
家創りを考えている方には特に大切なことなんじゃあないでしょうか。