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2009年04月01日

●お持ち帰りのできないお好み焼き

IMGP0968.JPG


近所に“まつだ”というお好み焼きやたこ焼きをやっている店がある。

そこの店のお品書きに
「お持ち帰りのできないお好み焼き 600円」
とある。

このまつだという店、とっても小さなお店。
来店客というより、お持ち帰りの人の方が多いんじゃあないの?

じゃあ、なんで「お持ち帰りのできない」なのか?

解りますか??

それは
お持ち帰りするにはあまりに大きすぎるから。

普通お持ち帰りするときには、プラスティク製のあれ
よく言う『へぎ』を使うのだが、
入るへぎがない。
IMGP0.JPG

その大きさ、直径34センチ以上。

写真で見るとあまり大きく見えないのが残念だが、目の前に来たときにはその大きさに圧倒される。

しかも厚みも厚い。
ふうつのお好み焼きの倍くらいの厚みがある。

それもそのはず。
小さなキャベツ一個分くらいのキャベツが入っているという。

参りました。



ここまで書くと、
「なんだ、よくあるビッグサイズのお店か。」
と思われる方もいるだろう。

いやいや、そうではないんです。」

この店にはこだわりがあるんです。

それはまずキャベツ。
お好み焼きに欠かせないこの材料。
スーパーに置いてあるものでは満足できないと、自分で栽培している。

「スパーのものは堅とーてしゃきしゃきしとるけど、うちのはやっぱり柔らかめでねーとこの味がでんのじゃ。
そのためにゃー自分で作らんとおえんがな」
とご主人。

どうりで甘くて美味しいキャベツでした。



次に宣伝。
時々雑誌やテレビが取材させてくれ
といってくるそうだ。

そりゃそうですね。
あのサイズで600円で売っているなんてアンビリーバボーですから。

でも奥さんが
「テレビですると、一時にワーと来て、ホントに食べたい人が食べれんよーになるけん。
断るんじゃがな。
お金がなくても、おなかがすいていて沢山食べたい学生さんなんかがうちの店を好いてくれていて
社会人になってもうちの店に来てくれる。
それがうれしゅーてやっとるのに、テレビなんかでかき回されたらかなわんわ。」

なるほど納得
食べたい人のために作る。
喜んでくれる人のために作る
これって基本でスモンね。



お持ち帰りのできないお好み焼き
実はお持ち帰りのできない、もう一つの理由がある。

それは、600円ではとてもあわないから。

そりゃそうでしょ、納得なんですが、
それでもやっているのは、
さっきの話。

おなかをすかせた学生さんが、安いお金でおなかいっぱい食べて
幸せそうに帰って行く。
その姿が見たいから。



学ぶところがあります。

まつだの場所はあえて書きません。

でもいっぺんいってみてください。

コメント

なつかしいですねぇ。
ほんまにあれは大きい。
正直、僕は苦しかったです。
お腹がいっぱいになって・・・。
あれは二人分ですよね。

僕が行ったのはもう10年以上前ですが
お好み焼きの大だったかな。
お皿にのってでて来て
『おっきいなぁ。』
って言ったら
お皿に入りきらないのでしょう。
残りのお皿がもう一枚。
大きいのが半分サイズで
ホントにびっくりしました。
あのときは大がのるお皿が無かったのかもしれないですね。
あー懐かしい。
お昼前なのに思い出してお腹いっぱいになりそうです。(笑)

行かれたことがあるんですね。
だったらあの迫力!何とも言えないでしょ(笑)
でも、この店のすばらしさは、この記事の通り、おじちゃん、おばちゃんの商売げのなさ、というかお客さんに喜んでもらおうという姿勢。
これが一番ですね。
ホント、見習わなければ、と思わされるところが大いにありますね。

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