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2008年10月28日

●ベッドからシックハウス!?

室内に置いたベッドで2003年度以降、シックハウス症候群による体調不良を訴える相談が113件あったことが23日、国民生活センターのまとめで分かった。
木製ベッドの接着剤や塗料に含まれる揮発性有機化合物「ホルムアルデヒド」が原因とみられ、同センターは業界団体に商品の改善と自主基準の作成などを要望した。

日経ネットを読んでいるとこんな記事を見つけました。

シックハウスは一昔前によく言われていたのですが、最近ではあまり聞かなくなりました。

それは業界内で問題になって対策が採られたから。
皆さんも聞かれたことはないですか?
「うちはF☆☆☆☆(エフフォースター)の製品ばかりですから大丈夫です。」
というような営業マンの言葉。

ご存じかもしれませんが、もう一度おさらいをすると

住宅建材をホルムアルデヒドなどの化学物質の放散量に応じて格付けをしました。

F☆☆☆☆(読み方・・エフ、フォースター)0.005mg/m3h以下
F☆☆☆ (読み方・・エフ、スリースター)0.005mg/m3h越~0.12mg/m3h以下
F☆☆ (読み方・・エフ、スリースター)0.02 mg/㎡h超0.12 mg/㎡h以下

最高ランクはF☆☆☆☆で、これが付いた製品であれば、制限なく使うことができます。

現在住宅建材と呼ばれるほとんどのものにはこのF☆☆☆☆が付いており、よっぽどのことがない限りこれ以外のものを使うことはないのではないでしょうか!?
(アパート、建て売りなど一部そういううわさはありますが、真偽のほどは分かりません。)



そうして、建築業界としてはこの問題を克服してきたのですが、私が個人的に思うのは、いくらF☆☆☆☆だからといっても化学物質が0ではないし、特殊なシートで包み込んで出さなくしているだけのもの、そんなもので本当に良いのだろうか、ということ。

ミシュランではあるまいし、☆の数がどうのこうの言ったところでまるで意味がない。
それよりは、☆が全く付かない製品、たとえば弊社の使っている塗料などには「告示対象外商品」と書いているのですが、これは☆などで格付けされるまでもなく、化学物質は全く入っていないですよ、という意味、そんな商品を使いたいな、と思います。

こんなことは、もちろん無垢の木材でも羊毛の断熱材でも、良い珪藻土(ほとんどのものはダメですが)でもいえること。
☆なんか全然付いていない!!



でも、なんだかんだ言っても、住宅を造るうえで建材を全く使わないということは非常に難しい。
しかしながら建材を使えば、必ず何らかの化学物質は入っている。

こう考えると非常に悩ましい問題になるのですが、・・・・

でも建材を使うのは、そのリスクを差し引いてもプラスの方が大きくなるような場合。
たとえば、床合板を使うことによって、地震に対するレベルを建築基準法の1.5倍以上にするとか、
そんな場合は使っても良いと思っています。

ただ、それ以上に人に優しいもの、呼吸してくれるもの
そんなものを沢山使っていけば、安全でしかも健康に良い家ができるのではないか
そういうように考えます。

いつも申しあげるとおり、物事には“プラス”の面と“マイナス”の面があり、いつも表裏一体となっています。
木や自然素材にこだわるあまり、たとえば便利な面が犠牲になっていることだってあるでしょうし、逆を考えればシックハウスの問題がついて回ることだってあるでしょう。

大切なのは、「人の健康に良い」ということを大前提にした上で、その長所、短所をきっちりと理解し使用、と同時にそれをお客様にも理解して頂くそんなことではないでしょうか?



むちゃくちゃ話がそれましtが、
家具の世界では、化学物質のことなんか全く考えていないものも沢山あるようです。

家創り同様、賢く選んでくださいね。

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