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2008年08月18日

●地松の梁

jimatu.JPG

先日、矢掛のY邸に近所の方が来られました。

Y邸はご存じの通り、国産材オンリーで建てた家。
お近所の方曰く
「あの上の木は何ですか?」

「あーあれですか!?あれは地松ですよ。」
「松??海に行くとよく浜辺に生えてるあれ???」

そうなんですね!
皆さん松といえば、海岸に生えている曲がりくねったあれを想像するんですね。

実は私も実家に帰って家業を継ぐまではそう思ってました。(^^;)

ところが、ところが、です。

あるんですよ。
建築に向いた真っ直ぐのびた松!!

地方地方によって違うのですが、
この地方は、柱は檜、梁は松、その他細々したものは杉
そんな風な使い方をしてきたのです。

それが今は・・・
時々すれ違う建築用材をのせたトラック
ほとんどが米松。

皆様もごらんなったことがあると思います。
赤い色~ピンク色をした荒い感じの木材
それが米松です。



ここで米松と地松の違いについて

米松~ さくい、柔らかい、乾燥すれば曲がりにくい、長尺ものが取りやすい

地松~堅い、強い、S字状に曲がりやすい

ごく簡単に書けばこういうこと。

でも、地松にはもう一ついいところが
それは、脂ぎっているので、年月が経った時に、ただ黒くなるのでなく
黒光りするようないい色になること。

いろいろ言ったところで、これは絶対に米松には出せない『味』

前から申し上げているとおり
私の製材所時代に曳いていたのが地松。

ですから、そのいいところも欠点も分かっているつもりです。

S字状に曲がるところなんか、ホンとちょっと引いてしまいますが、
きちんと乾燥すれば、その弱点も克服できます。

そんな中でもやっぱり素晴らしいのは年月とともに
『味わい』がでるところ。

美作材で創る家
県南の人にもっと味わってほしいものです。

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