●地松の梁
「あーあれですか!?あれは地松ですよ。」
「松??海に行くとよく浜辺に生えてるあれ???」
そうなんですね!
皆さん松といえば、海岸に生えている曲がりくねったあれを想像するんですね。
実は私も実家に帰って家業を継ぐまではそう思ってました。(^^;)
ところが、ところが、です。
あるんですよ。
建築に向いた真っ直ぐのびた松!!
地方地方によって違うのですが、
この地方は、柱は檜、梁は松、その他細々したものは杉
そんな風な使い方をしてきたのです。
それが今は・・・
時々すれ違う建築用材をのせたトラック
ほとんどが米松。
皆様もごらんなったことがあると思います。
赤い色~ピンク色をした荒い感じの木材
それが米松です。
ここで米松と地松の違いについて
米松~ さくい、柔らかい、乾燥すれば曲がりにくい、長尺ものが取りやすい
地松~堅い、強い、S字状に曲がりやすい
ごく簡単に書けばこういうこと。
でも、地松にはもう一ついいところが
それは、脂ぎっているので、年月が経った時に、ただ黒くなるのでなく
黒光りするようないい色になること。
いろいろ言ったところで、これは絶対に米松には出せない『味』
前から申し上げているとおり
私の製材所時代に曳いていたのが地松。
ですから、そのいいところも欠点も分かっているつもりです。
S字状に曲がるところなんか、ホンとちょっと引いてしまいますが、
きちんと乾燥すれば、その弱点も克服できます。
そんな中でもやっぱり素晴らしいのは年月とともに
『味わい』がでるところ。
美作材で創る家
県南の人にもっと味わってほしいものです。