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2008年05月26日

●ガンバレ!! 国産材(県産材)

先日深夜のニュース、WBSを見ていると特集がありました。
その特集「国産材の時代は来るのか?」(名前は違うかもしれません m(_ _)m)
という内容で、大手メーカーの一部もオール国産材の住宅を手がけ始めた
というところから紹介されていました。

そのメーカー(S林業の家)はオール国産材の住宅。
「フロアー材は杉なんですよ。」と紹介されている画面を見るとどーも変?

一生懸命目をこらして見ても杉には見えない!?
カメラが近くに寄った時に「はーん、なるほど、なるほど」

何でよく分からなかったのか?
それは、私が知っている杉は「製材所が造った無垢材」で、
テレビでみたものは「無垢材を小さくわって造った集成材」だったから。

それからも目をこらして見てみると、これも国産材、アレも国産材と紹介されているが
やっぱりどれもこれも集成材。

「うーん・・・・・・」
せっかく国産材を使っても、大手はやっぱり集成材・・・・

無垢材を使うと、工期も早くできないし、何よりも曲がったとか反ったとかいうクレームが来るのが怖い、という理由から、ほとんど集成材にしてるのでしょうが・・・・

それってちょっと違うような気がするんです。

確かに無垢を使うと曲がるし、反るし、割れるし、
でも日本人はそんな材料を上手く使ってきて、それらの家が現実に100年以上もっている。

集成材で建てた家が100年以上どころか、30年以上もっているのを現実に見た人は一人も居ないんです。

確かに実験室レベルでは耐久性が証明されているのかもしれませんが、
実験室と実際では違うような気がするのは私だけでしょうか?

日本人は昔から木と親しんできて、その長所も短所ものみこんで付き合ってきました。

梁が割れたら「ああやって木が乾燥しながら強くなっていくんだ。」と言い
床がすいたら「季節によって多少は動く。それが呼吸をしとる証拠じゃけん。季節がよくなったらまたくっつくよ。」
こんな事を言ってきたものだと思います。

それが今では、梁が割れると「家が壊れる。」と言い、床がすくと「欠陥住宅だ」と騒ぎ立てる人達がいます。

そんな事を防ぐために、メーカーは「反りにくい、割れにくい材料」として集成材やベニヤの張り物を開発して、「これも木です。」と堂々と宣伝してるのです。


私は、そんなクレームが100%悪い、といっているのではありません。
もちろん当社でも、なるべく木が狂わないように、きちんと乾燥した材を使用していますし、
なるべく反ったりすいたりしないように工夫して使っています。

それでもやっぱり木は多少狂います。

でもここで考えてみてください。
木が狂うのはその木が持っている特性によるところと、呼吸している、という2点で説明できると思います。

前者は含水率を15%程度まで乾燥させる事により相当解消できます。
やっぱりきちんと乾燥している、と言う事はとっても大事な事です。

2点目の呼吸してる、と言う事に関しては、逆に「すごくいい事じゃあないですか。」

呼吸しているから狂う、反面呼吸してるから調湿してくれたり、気持ち良い空間ができあがる。

集成材も呼吸はしますが、無垢ほどではないし、「科学系接着剤」も良いとは思えない。

せっかくの無垢材なら、その良いところも悪いところものみこんで使ってみたらどうでしょう?
その気持ちよさや風合いに、絶対良かったと思うはずです。(^o^)v


お題からすると大きく話がそれてしまいましたが、
現在食の部分でもよく取り上げられる「自給率」の問題。

木でも同じじゃあないですか?

戦後に植えた木々が大きく育ってきて、今こそ伐採期を迎えています。
これらを有効に使うことによって、ひいては日本の森林をも守っていく。

そんなこことがニュースで取り上げられ出した。
とっても喜ばしい事です。

私もかつて製材業に携わったものとしてエールを送りたいと思います。
ガンバレ!!国産材!!!!

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