●羊毛断熱材ウールブレス
昨日1本の電話があった。
「空間工房の森本ですが、今日昼から大丈夫ですか?」
知ってのとおり、森本君は珪藻土とウールブレスを売る自然派の“オタク”(笑)
2時から話を始めて気がついたらもう6時過ぎだった。
何をそんなに話したって?
何を話したんだろう? 珪藻土のこと、ウールブレスのこと、家の事・・・・
とにかくいっぱい話が出来た。
森本君は言う。
「もーうれしくてたまらんのんですわ!」
珪藻土を売り始めた時もそうだった、と言うが、今回はウールブレスという断熱材。
良いものだという事はよく分かっている。
だからこそ取り扱って販売している。
でもやっぱり売っていく上での不安はあった、と彼は言う。
それが今回弊社が建てさせて頂いたY邸でスッキリ晴れたと言うのだ。
空間工房さんのブログの中で彼が語っているのもご覧ください。
確かにY邸は暖かい。 そして空気が違う。
私が言うとウソっぽく感じるでしょうが、すごく気持ちいい空間が出来たと思う。
そしてお引き渡ししてから何遍か行かせて頂いたのですが、差し上げた温湿度計が
いつも「20度 湿度45%付近」をさしていた。(2月~3月初めのこと)
見学会にきて下さった皆様には分かると思うのですが、これは、すごく寒い日に開催した見学会でも全室で同じ温度だった、という数値。
20度で暖かい家というのはこんなに気持ちいいものである事を体験して頂きました。
Y邸は残念ながら、蓄熱式暖房機など入れていないので、ある時はファンヒーターで、又ある時にはエアコンでの暖房だった。
「これ、壊れていないですよね?」と私が訪ねると
「ええ、朝には15度位をさしてますから、大丈夫ですよ。」とY様。
我ながらスゴイ!と思ってしまう。
このブログの中でも、何遍も書かせて頂いているので知っている方は「またか!?」と思われるかもしれませんが、断熱に関してはうるさいと言うか、すごくこだわりがあります。
その点で言えば、どの家も同じようにこだわりを持ってやってきた、という自負がある。
ちなみに、有名な建築家のある方が、家の善し悪しを見分ける方法の一つとして挙げていたのが「断熱施工」であった。
それはなぜか?
最近の家は弊社もそうだが、第3者機関が検査に来る。
その検査、多岐にわたっているが、重要な部分で唯一検査しないのが「断熱施工」
検査する部分であっても、いわゆる手抜きが起こるのに、検査されない部分となると・・・・
だからこの部分を見るとよく分かると言うのだ。
確かに納得!!
私が断熱の事を語ると、
「そんなモン、誰がやっても、どねーやっても一緒jじゃがな。」
とよく言われましたし、今でも言われます。
私は「きちんとやらないと絶対にだめ!。」 「入れ方、やり方によって全然違う!」
と主張してきて、どの家の断熱も自分自身でやってきました。
もう一つ大切な事として、断熱はその性能の出方もさることながら、結露と切っても切れない関係だから理屈がきちんと分かっているものが施工しなければ良い事にはならない
そんな事も叫び続けてきました。
そんな、人から見れば「なんでそこまで・・・」と思うような事を大まじめに、こだわってやってきて、
ここにきてやっと認めてもらったような気がして、素直にうれしいと思います。
話をウールブレスに戻すと
これは本当にいい断熱材だと思います。
断熱性能も高いし、きちんと入れるのに本当に入れやすい。
メーカー曰く
羊毛は湿度を50~60%の間に保つ性能がある。だから羊には湿度を好むダニが生息できないらしい。
このことは、家においても理想的な湿度に保つ性能があるということ。
そして工法との組み合わせで、壁体内の結露の心配がほとんどない、ということ。
またこれを使うとほとんどゴミが出ない。使い切る事が出来る。という事実。
それに加え将来にわたってリサイクルが可能である、と言う事。
これは他の断熱材の追随を許さない“エコ”だろうと思う。
こんな素晴らしい性能を持った断熱材にも欠点はあります。
やっぱり単価が高い事・・・・
充填断熱の場合断熱材は総工費からすれば全体の1%しかない
ウールブレスを使ってもたかだか総工費の2%
森本君は言う。
確かにその通り!!!
でも家の総工費として考えると
断熱だけではない少しづつのアップが全体としての金額アップになっていく。
お客様の負担を少しでも減らしていきたい。
でも良いものも使っていきたい。(特に目に見えない部分で)
この狭間で悩み続けるのも事実・・・・・
でも
こんな風に良い材料を使って、良い施工が出来れば本当にいい家ができると思う。
それをお客様に分かって頂く努力をし続けるのも私たちの仕事。
やっぱり目に見えない部分こそ大切!!
原点はやっぱり「お客様の健康」だったり「笑顔」だったり「幸せ」だったり・・・・
頑張らねば!!!!