●家の値段②
目の前の値段が安いのにつられてついつい買ってしまって
「なんでこんなの買ったんだろう?」と思った事がある人は多いはず・・・・
買い直せるものならいいけど、家じゃちょっと無理かも・・・・
最近家のコマーシャル宣伝文句などを見ていると
「○○標準装備」「××がついてのお値段です。」
このような文句をよく見かけるようになりました。
そう、昨日申し上げたような、安いものを標準にして人を釣っておいて、別の高いものを売りつける
こういった戦略が見え見えになりつつある今、別の戦略が出てきたのです。
(前の売り方もまだまだ横行してますが・・・)
「○○がついてこのお値段ならやすいわ。」
残念ながら、普通の人ならまずこう考えて、この家はお買い得だ、という事になるのです。
でもちょっと待ってください!!
確かに○○だけを買うのなら安いかもしれません。
でも家って、何万点もの資材と、何十業種にも及ぶ業者が入って、まさに創りあげるものなんです。
その多くは建ててしまえば見えなくなってしまうものばかり。
皆様の目に触れるものがどれだけあるでしょうか??
でも、売るのが得意なメーカーや工務店さんは、目に見えるものを全面に出して
「うちは○○が標準装備ですよ。よそよりお得ですよ」と声高らかに叫ぶ。
目の前に見えるものを自慢する方が、お客様へのアピール度が高いから。!?
お客様の満足度が高いから!?
確かに、隠れてしまって見えなくなるものは、お客様自身もそれに対する知識がないし、
普段目にしないものですから比べるものもないので、それが良いものか悪いものか、はたまた良い施工なのか悪いものなのか分からない。
そういったことから、お施主様に直接説明しても
「はー? そうなんですか???」と分かったような分からないようなご返答ばかり。
でもそんな事にめげていられない私は
「ここは大切なところですからよく見ていてください。ちゃんと見てないと手抜きをするかもしれませよ。」とお客様の目の前で冗談交じりに言ったりします。
ですが、その時には分からなくても後でこんなお便りをもらったりします。
「今我が家の目の前で他のメーカーが家を建築中ですが、基礎工事を見ても、志水さんがとても丁寧に仕事をしていただいた、というのを実感しています。」
(あるお施主様からのお便り より抜粋)
ちゃんと説明していれば、素人さんでも“差”が分かるんですよね!!
こんな事を書いて頂くと涙が出るほど感激してしまいます。(TOT)
基礎工事の場合なんかは、まだ足場もしてないし幕もしていないから、直接見れるのでその差が分かるんですね。(^o^)v
もう一つ、基礎工事よりは分かりやすいのは「木工事」。
でもこれにしたって、ある程度の知識を持って他と比べてみなければ分からない事だらけ。
でもこれを簡単に計る事が出来る一つの目安は
ピアノや、最近で言えば蓄熱式暖房機などのとても重い物を設置する時に“補強”がいるかどうか。
どちらも2~300㎏くらいある。
ほとんどの会社は、「そのような重量物をのせる時には補強が必要ですから、先に言っておいてください。」と言うはずです。
でも私たちはそんな事を言った事はありません。
「あーピアノですか? どこでもどーぞ。大丈夫ですよ!!」
といつもこう答えます。
オーバースペックじゃあないか?と言われる方もあるかもしれませんが、暮らし出すと何が増え、何を付けられるか分からない昨今、十分な強度を確保しておくようにしておきたいものです。
また、水平面の耐力を出しておく事は、地震に対しても非常に有効な手段ですし。
何が言いたいのか、ごちゃごちゃになってきましたし、こんな話をしてもきりがないのですが
目に見えることも、目に見えないことも家を創っていく費用=お金がかかっている。
中身のいい家を創っていこうとすればなおさらである。
そんな事だけは理解して欲しいものです。
わたしが大好きな絵本「星の王子さま」に、こんな行(くだり)があります。
「本当に大切なものは目には見えないんだ。」
文章が下手なくせに、書き出すと止まりにくい私を許してください。m(_ _)m