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2007年12月06日

●外壁工事、2重防水

black.JPG

 Y邸ですが、外壁の下塗りをしました。

 写真は、下塗り前の状態で、黒い防水紙を貼った状態です。

 白い紙(防風、透湿、防水シート)で防水した上に通気層を作り、
 その上にもう一度壁を作る。
 そしてその上に、こうしてもう一度防水膜を作っていきます。
 
 非常に手間がかかりますが、
  こうすることで、2重の防水層ができあがる。
  家が長持ちする工夫ができる。

こうした理由から、弊社ではこんなやり方を続けてきています。

先日、その上にラス網を取り付け、その上に立骨を取り付け、塗り壁の“骨”になる部分を丁寧に施工し、その上に特殊なモルタル(コンクリートみたいな物)を塗りつけました。

弊社ではここのところ、こうした“塗り壁”の家ばかりをしておりますが、これには理由があるのです。

一つは
塗り壁にはサイディングなどの工業製品には無い“風合い”があるということ。
職人が“手を掛けて”造るものは、極端にいえば同じ物は一つとして無く、それ故一つ一つがオンリーワンであると言えます。
そんな塗り壁はとっても魅力があると言えるのではないかと思います。

もう一つは
何か事故があった場合の対処への不安。

サイディングなどの工業製品は、その柄や種類、そして質感も一時代前と比べると素晴らしく良くなり、その欠点である、“目地切れ”なども「四方ざね」などを使用するなど、進化著しい物と言えます。

しかし、もしも十数年後に一部が破損するなどした場合、その代わりの物は本当にあるのでしょうか?
先ほど申し上げたように、サイディングは車と同じくモデルチェンジを繰り返す製品。
生産中止をしていつまでその在庫を置いておくのか?

その時にもしも在庫が無ければ、その部分だけ別の物を貼るのか?

そんなことを考えると、職人が手作りで造ったものの方が、後々の補修が効くのではないか、!?
そんふうに思えるのです。

もちろん、数年経った物と新しくつけるものとでは、色や風合いが異なることはやむを得ない事では
ありますが、全く違った物になることを思えば、それも我慢できる範囲では無いのか、と思います。

弊社に置いても、もちろんサイディングを使った家もあります。
ここで言いたいのは、サイディングはダメで、塗り壁が良い、ということではありません。


何を使うにしても、何を採用するにしても、必ず良い面と悪い面、長所と短所があります。

そういったことをお客様にどれだけ分かって頂くか?

どれだけきちんと説明することが出来るのか?

こんな事が大切な事になってくるのではないでしょうか!?


ついでに蛇足になりますが

メーカーは、補償体制がしっかりしているとか、「うちならバッチリです。」とか言うのですが
今まで私たちが経験してきた中では、いざとなるとほとんどの場合“及び腰”になって
逃げようとします。

一般的な認識とは裏腹に、この傾向は、大きいところほどあるようです。

となると
最後の最後は、実際に施工してきた私たち自身が何とかしていかなければならない!
残念ながら、これが私たちが経験してきた本当のところなのです。

そんなことを考えた時に、どうしていくのが一番良いのか?
そんなことを考えながら、いつものように、ついつい長い文章を書いてしましました。m(_ _)m

世の中には“完璧”とか“これしかない”なんて事がないだけに難しいですね。


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