« 健康住宅の中身見学会 | メイン | 子ども達の悩み »

2007年11月24日

●木の向き、不向き

gaibu.jpg


 
 しばらくご紹介していなかったY邸ですが、結構進んできました。
 外部は、「木ずり」という板を打って表情がまた変わりました。
 この木ズリ板ですが、やっぱり国産材の杉板を使います。
 何でも良いからではないんです。それは・・・・


この木ズリ板の上に、左官さんがモルタル(外壁材)を塗りつけるのですが、
下地が動くと、上に塗ったものまで動いてしまいます。
木を使っている以上、それが反ったり、ひねったり、収縮したりして、全く動かないという保証はどこにもありません。

そこで弊社では、動きの小さいもの、仮に動いても動きの小さい、いわば「腰の弱い材料」として、国産材の杉板が一番適していると判断して使用しているわけです。

同じ国産材でも、桧は「固くて腰がある」と言い、反対に杉は「柔らかくて優しい」と言います。
松に至っては、「飛行機のプロペラのように、S字状にひねる」ので、屋根板には使えても壁には到底無理です。
それぞれの特徴をよく知って、それぞれの“向き”に使用していくのも昔からの知恵ですね。

さて、内部ですが、1階は「健康住宅の中身がとてもよく分かる」のために、ほとんど手つかずの状態ですが、2階は床を貼って壁ボードも一部取り付けました。

naibu.jpg
写真を見て分かるとおり、壁下地として「テックス」(壁下地の木のことをこう言う)を取り付けています。

これは、大手ハウスメーカーや集成材を使用している一部のフランチャイズ工務店などは、「集成材はほとんど動かなから大丈夫」という前提の元、「職人の手間を減らす意味もあって」付けないようですが、壁がある程度動いても追随しやすいし、丈夫にもなると言うことから、あった方がベターではないかと思います。

何より、こうしておくと自然素材系の塗り壁材などを塗った時、クラックが来にくいようです。
(ボンドたっぷりの塗り壁だと変わらないかもしれませんが・・・・)
また、何年か経った時の「壁のよれ」も少なくて済む、という利点も見逃せません。

昨日は、Y様と現場打ち合わせも行い、仕上げについて話をしました。
Y様、頑張ってやりますのでもうしばらくお待ち下さい。

コメントする

トラックバック