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2007年11月15日

●効率化と手抜き

いつも頂くニュースレターにこんな事が載っていました。
     ※※※※※※※※※※※※
仕事は効率よくやったほうが、良いに決まっています。しかし、更に早く効率的にやろうとすれば、必要な個所でも抜いていくことになり、本来の姿を歪めてしまいます。

3ヶ所留めを2ヶ所にしても問題は直ぐに起こりませんが、いずれ問題になって、「手抜きじゃないか!」と、全てを失うことになります。1ヵ所くらいいいじゃない。1回くらい抜いてもわかりゃしない。

6日の養生を、5日に縮める、4日に縮める。そして、浮いた日は他の現場に行く。これって社長が見れば効率化だが、お客様から見れば手抜きになる。

昨今起こる不祥事の原因は、およそ効率化を追求された結果、本来の姿とは違ってきて、それが消費者に分かってしまった。また、余りにも性急な効率化を嫌う社員の内部告発につながったと思います。
見た目、効率化はそく利潤の増大につながるのですが、ほどほどにしなければ全てを失うことになりかねません。
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本当にその通りですね。いちいち納得します。
でも待てよ!? こんな話どこかで聞いたことがあるような気が・・・・・

私は現場人間ですので、休憩の時など、いつも缶コーヒーを買ってきて(これ現場の定番(^o^)v)
職人さん達と話をします。そうすると実にいろんな話が聞けるのです。
今回の話は、そんな話の中での出来事です。

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ある時、別の大工さんが現場を尋ねてきて話をしていると、手間受けの単価(職人さんの給料)の話になりました。
B大工「○○やこー でーれー安いんじゃけん。やっとれんで!」
A大工「せーでもやー、あそこは監督やこーも全然来んのじゃろ。せーだったらやりやすかろー。」
B大工「そりゃそうじゃ、その分だけはええんじゃけどなー。」
C大工「××はどねーなん? 」
(○○、××は会社の名前、ここでは言えません)
B大工「ほん、そりゃ○○ほど来ん事はねーけど、やっぱり○○と変わらんぐらい安しーで。」
A大工「そねーなんで、よーやれるなー。」
B大工「そりゃあ、まともにやとったら合わんがな。そねーな所でやる時は工期短縮せんと。」

大工さん同士の話でしたので黙って聞いていた私もチョット気になりました。
「Bさん、工期短縮ゆーたけど、それって世の中では“手なんとか”ゆーんじゃねーん。」
B大工「(笑いながら)あほーな事ゆーたらおえんで。同じ仕事を早く済ませるようにする、それが工期短縮じゃがな。」

「うーん。???」なんか納得できない。
B大工が帰った後にうちの大工に
「工期短縮、せーゆーたら出来る?」と言ったら
「そりゃ志水さんとこじゃあおえまー。まー、わしゃ、よそでもせー言われても出来んけどな!」

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最初の話とかぶると思いませんか?
家の値段は、極端に言えば「半分が材料費、半分が人件費」と言える位
“人”の要素が高いものです。
私らの会社でも、「幾らでも言うだけ出す。」というわけにはいきませんが、「適正価格」は
出して、職人さんが気持ちよく良い仕事が出来るように配慮しています。

今の時代、仕事が幾らでもある時代では無いので「単価を絞っても人は幾らでもいる。」ということになってしまうのですが、単価に合わせた仕事をするという、本当に悪い意味で器用な職人さんが増えるのは困ったものです。

良い職人さん、仕事に誇りを持った職人さんは、こう言います。
「あんた、給料半分で同じ仕事をせー言われたら、どねーする?たくさんの仕事や付き合いの中で、今回だけは、だったらまだ分かるけど、無茶ゆーたらおえんで!」

“単価だけ”に見合った仕事をするのか、“お客様のための仕事”をするのか、
どっちが正しい仕事なのか?
考えてみて頂きたいと思います。

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