●地震に強い家
中越沖地震の教訓を受けて、その怖さを改めて実感するのですが、
ここでもう一度、地震に強い家って何だろう!?
と言う事について考えてみたいと思います。
現在では色々なメーカーが「うちにこそ一番!」と宣伝をしているため
情報が交錯しているように思われます。
そこで今回は、「制震」とか「免震」とか一切関係なく、基本的に地震に強い
弱いと言う事について考えてみたいと思います。
建物の形
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凹凸が多い複雑な平面形の建物では、突出部分と建物本体部分の剛性が異なります。
そのため、それぞれの部分が地震時にばらばらに揺れ動いて両者の境界部分から壊れやすくなります。
上下のバランス
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上の絵を見て下さい。明らかに上が重くて、下が貧弱ですね。
こんな建ててものに地震力が加わったら・・・・
これが、今回の地震で倒壊した建物の多くの姿です。
柱のバランス
建物の外周および内部の要所でしかも各柱にかかる荷重がなるべく均等になるように配置します。
2階以上の建物の隅柱またはこれに準じる柱は、原則として通し柱とするか、接合部を金物等で補強して通し柱と同等以上の耐力がでるようにします。
耐力壁とバランス
1970年後半より、木造住宅は柱だけに頼っていてのでは地震に対して抵抗力がない、と言う事が言われ始めました。そのため、皆様も聞いた事がある「筋交い」というものを柱と柱の間に入れ、地震に耐えうる壁を作るようになりました。これが耐力壁です。
この耐力壁を「適切な位置」に「適切な量」をバランスよく配置する事が大切です。
ですから、上の絵を一見して分かるとおり、左は壁の一部が書けていてバランスが悪く、
明らかに右の方が強いのが分かります。
ちょっと専門的になりますが、建物には
「重心」 文字通り建物の中心。皆さんが普段使っている重心です。
「剛心」 建物の強さの中心。先ほどの「耐力壁」がどのように配置されているかで変わります。
この2つがあります。
この重心と剛心がぴったりと一致しているのが理想なのですが、
実際には「ぴったり」というわけにはいかないのが現実です。
この2つの位置が遠ければ「偏心率が大きい」と言い、逆ならば小さいと言います。
偏心率が大きいと、部分的に変形してしまう危険性が増大します。
ですから、これをなるべく近づける事により、家全体のバランスを考える事も大変重要です。
接合部の補強
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基礎と土台、土台と柱、柱と横架材(梁などのこと)など、付けているだけでは地震力に抵抗できません。これらの接合部を、専用の金物などで補強する事も大切です。
ただし、これも付ければよいと言うのではなく、正しくつける事が大切です。
もちろん地盤
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地盤の弱い土地の上だと、揺れ方もそれに比例して増大します。
新築住宅の場合ですと、まずは「地盤調査」を必ずする事。
既存住宅の場合、通常よりも抵抗する壁の量をより増やす事が大切です。
以上大まかに見てきましたが、地震に強い家を簡単に言うと
「良い地盤の上に立っていて、単純な形で壁が適設量入っていて、上下のバランスの良い家」
と言う事になります。
(よく知っている人にはごめんなさいm(_ _)m)
これだけを考えると面白みのない家になってしまいますね。
でも、こんな事を基本として考えておかないと、
「カッコばかりで中身のない家」になってしまいます。
次回につづく