●問題ある生コン施工
「日経ケンプラッツ」(建築情報誌のweb版)さんが毎回役に立つ情報を
メールで送って下さるのですが、今回こんな記事がありましたので紹介します。
それはこんな記事です。
【調査】加水や試験結果改ざんもある生コン施工の実態、長野県の業界団体が改善に向けて公表
長野県生コンクリート工業組合が、生コン施工現場の問題の解決を目指して県内の工事関係者を対象に実施したアンケート調査で、生コンへの加水や試験結果の改ざんなどの実態が浮かび上がった。
過去3年以内に生コンへの加水行為を経験するか、目撃、伝聞した回答者は44%(364人)を占めた。自分の判断でコンクリートに加水した経験を持つ回答者は22%(183人)、他人の指示による加水の経験者は18%(152人)だった。

加水する理由(複数回答)としては、「正規のスランプ(コンクリートの軟らかさ)では施工困難」(214人)、「打設効率向上」(154人)と、施工性の向上を挙げる回答者が多かった。その一方で、「正規のスランプにするため」という理由を挙げた回答者も92人に上った。
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記事は専門的な話にも続くのですが、
まずは長野県の業界団体に拍手を送りたいと思います。
こんな内部告発的な話は、普通は業界として、とにかく隠そうとするのが普通ですからね。
前回のブログの記事でも書いたように、
生コンは加水(水を入れる)事により、現場の仕事自体は非常にやりやすくなりますが、
“決定的に強度が極端に低下”します。
『加水は絶対にやってはいけない事!!』
そんな事は業界の人間であれば知らないはずはないのに「施工困難」
とか「効率向上」という言い訳の元にやるという行為自体がおかしい!!
今の時代、安さばかりを追求するがあまり、効率だけを優先し
こんな事が起こってしまうのか?
あまりに悲しいというか、それを通り越して情けない、というしかありません。
記事はこう続きます。
こうした不適切な生コン施工の解決策としては、施工者のモラル向上(42人)、現場作業性を考慮した生コンの配合(31人)、現場での第三者のチェック(24人)などが挙がっている。
──今回のように、外部からの告発もないのに 、生コン生産者だけでなくコンクリート工事に関係する者が自身の恥部を明らかにして、真剣に問題の解決を図ろうとする例は、様々な欠点・欠陥・不祥事が頻発している現在の日本にはなかったことだと自負している。コンクリート工事関係者の誰に責任があるかを追及するのではなく、全関係者の問題として、前向きな姿勢で取り組まなければならないと思っている。関係者も世間も温かい目で見守っていただきたい。
みんなで『お客様のため』にいい仕事をしたいものです。