●外壁施工(E邸施工現場)
まずは、建物に水が入らないように『防水層』を作ります。
このことは以前「防水、気密工事」で述べたとおりです。
次に『通気胴縁』を取り付けて、外壁の外側に『空気の通り道』を
作ります。
これは、『断熱、気密工事』と密接な関係があり、建物を結露から
守るためには必ずしておかなければならない工事です。
このことも『結露』の話をする時には詳しく述べたいと思います。
通気胴縁をつけ終わると、その上に『木ずり板』を貼っていきます。
2重に壁を造らなくとも、もっと簡単に施工する事も出来るのですが、
1.建物をより丈夫にする
1.モルタル壁を、より強固なものにする
1.通気層をきちんと確保する
という観点から、手間はかかっても、このやり方にこだわってやっています。
木ズリ板を付け終わると、いよいよ壁塗りの準備です。
黒く見えるのは『アスファルトフェルト』と言って、モルタルの下地となると同時に、防水層にもなるものです。
防水層もこれで2重に出来たことになり、万が一水が入っても安心です。
モルタル塗りですが、壁専用の特殊モルタルを使用し、その上に『ファイバーネット』という網目のものを伏せ込みます。
これで塗り壁の最大の弱点である『割れやすい』ということを、ほぼ克服できます。
最後に、上塗りをかけていきます。
弊社の場合よく使うのは『ジョリパット』とい壁仕上げ材ですが、
これには『弾性』(ゴムのようにある程度伸び縮みする)があって
「割れにくい壁」に一役買っています。
最初の構造用合板から数えて6度その表情を変える外壁。
こうやることで、建物を長持ちさせるための工夫ができ、
かつ壁自体もしっかりとしたものができます。