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2007年05月15日

●構造用合板の功罪

床組の話の中で、「床の強度を上げるためにF☆☆☆☆の構造用合板を使用する」
と書かせて頂きました。
そのことについて少し書かせて頂きたいと思います。

阪神淡路大震災以来、住宅の強度に対する考え方が大きく変わりました。
特に在来木造住宅の場合、それまでの材1本1本の強度という考え方から
「壁の強度」や「床の強度」などの『面としての強度』を重んじるようになったのです。

皆様もご存じだろうと思いますが、「筋交い」が入っているとかいないとか、
そんな話は、そこの壁としての強度があるかないか、という話とイコールなのです。

『壁の強度』をとる、ということで考えてみれば、2x4住宅は、構造用合板を全面に貼るなど
元々そういう考え方で造っていたのです。
だから2x4住宅の事をあまり知らない人でも「あれは地震に強いらしい。」
ということだけは知っているのです。
今や、在来木造住宅も、それに習って面としての強度をだすために
構造用合板などの面材を貼る建物が増えてきているのも事実です。

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実際、構造用合板を全面に貼って造った住宅は、地盤が丈夫だという大前提の元では、
阪神大震災級の地震でも大丈夫、ということが学者先生の間で言われているようです。
(もちろん壁の釣り合いがきちんととれているなど、設計上の不備が無いという条件の元)

今回の建物は「2x4工法」ですので、構造用合板は不可欠なのですが、
こういう考え方が当たり前になる以前に、家を建てていると「こんなコンパネだらけの家を建てて・・・・・」
と薄笑っていたプロの方もいましたが、その人も今では・・・・・


ただし、若干の問題もあるのです。

皆様は「シックハウス」のことはご存じと思いますが、そのことが問題なった時に
「建材」に含まれる「ホルムアルデヒドなどの有害物質」をなるべく含まないものを作り、基準を設けよう
ということになりました。
そしてその含有量を、解りやすくするためクラス分けをしたのです。

具体的には、☆が少ない方が含有量は多く、一番少ないものを、最高等級の☆☆☆☆としました。
そういうことから、☆が少ないものは面積制限(使う量が決められる)がかかり、☆☆☆☆は無制限に使えるという事が決められています。
この等級の制度は建材だけではなく、建築に関わる全てのものに当てはめられるのですが、
その辺の細かい話はまたということでお願いします。

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そこで元の話に戻りますと、
「国の指針で無制限に使えるとなっているのだから、F☆☆☆☆を使ってさえいれば大丈夫。」という人やメーカーがありますが、そんな風に言ってしまえばそれまでですが、一応はほんの少しでも含んでいる、ということだけは忘れてはならない事であろうと思います。

そこで、弊社では、構造的に強くしなければならない部分は構造用合板などを使っていますが。
人の手に触れるところなどは極力、呼吸をしてくれて、ホルムアルデヒドなどを分解する作用
があるといわれている「自然素材」を使用しています。

この辺の問題になると『微妙』な部分もありますので、何とも言い難い所もあるのですが、
何を使うにしても必ず、『長所があり、短所もある』ということだけは理解していなければならないし、きちんとお客様に申し上げる事も大切なことだと思います。

ps
最近は、「ゼロホルマリン」タイプのものや、「ケナフボード」など強度があり、しかも人にも環境にも
優しい、といったタイプのものも出回り始めたようです。
これらも、単価も含めた『一長一短』を見極めながら要チェックですね。(^o^)v

また、森林の違法伐採摘発による合板の度重なる、というかものすごい勢いでの値上げ。
これも今後どうなるのか、要チェックです。(=。=)ふ~…

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