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2007年04月22日

●能登半島沖地震について

能登半島沖地震の災害状況の詳しい内容が各建築専門誌などで発表
され始めましたので、この場を借りて簡単ではありますが、ご報告致します。

①地盤が弱い地域に被害が集中した
埋め立て地など地盤が元々悪い地域はもちろんのこと、内閣府がHPで公開している
「表層地盤が揺れやすい地域」に被害が集中した。

http://www.bousai.go.jp/oshirase/h17/yureyasusa/

上記が「揺れやすさマップ」のアドレスです。
一度ご覧になってみて下さい。

ご覧になったら分かるとおり、今回の地震でも被害の大きかったのは
赤く彩られた地域です。

②大きな開口部と偏った壁配置
阪神大震災でも指摘されていた通り、昔の民家にありがちな大きな開口部が
結果的に、偏った壁配置となってしまったため倒壊した。
(写真の通り、家の一面が極端に弱い状態になる)

adachi070329-6%5B1%5D.jpg

③木材の腐朽と接合部の脆弱さ
地震が来にくい地域ということから、古い家屋は、元々柱などの接合部が脆弱であった
こと。また、新しい建物であっても「羽子板ボルト(桁や梁をつなぐ金具)がない」
「アンカーボルト(基礎と土台をつなぐボルト)がない」といった信じられないような報告
もありました。
また、多くの建物では、経年劣化が被害に拍車をかけた。
被災した建物の多くは、壁体内結露のよって構造躯体が腐朽していた。

adachi070329-5%5B1%5D.jpg

こういったことが、複合的要因となって、倒壊の原因となったようです。


今まで弊社が手がけてきた住宅につきましては、こういった事柄については
細心の注意を持って施工してきた、という自負があります。
お施主様がもし見られていたら、その辺はご安心下さい。

ただ、今回のこの災害を「対岸の火事」として見るのではなく、
自分自身のこととして、しっかりとらまえて、新しく出来てきた技術なども取り入れつつ、
今後造っていく家についてもやっていかねばならないということを強く感じました。

追記
http://www.j-shis.bosai.go.jp/

上記は、防災科学技術研究所が公開している地震予想のアドレスです。
今後30~50年以内に発生するとみられる大地震について、地域ごとの予想図
が見られます。
ご興味がある方は覗いてみてください。

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